とは言え4時間は寝るし、どちらかと言えばずっとベッドの中にいたいほうだ。
横になっても眠れないなら、考えごとなんかせずにひたすら音楽を聴く。
レコードやカセットテープで聴くとそりゃ気持ち良いんだろうけど、もうなんもかんも売っぱらったらデータしか残っていない。
僅かに100枚くらいのCDがあるくらいだけど、ステレオすらないからな。
いや、そんなことどうでもいい。
恐らくはもっとも情けない音=iPhoneでひたすら聴いている。
それでも素晴らしい音楽は、作品は軽々と悪い環境を越えてくる。
音楽は環境のものではなく、聴きたい人のもの。
それも一瞬だけ。

どんだけ嫌われようと
うまくいかないのはお前のせいだと、まわりや自分がお前のことを責めたとしても
まずは目の前の弧を描くこと。
まーるくならんでも、楕円でもいいから、丸になるような仕事をひとつひとつやればいいのだ、と。
自分勝手なロビーロバートソンが、いい調子で語りかけてくるのです。
明日はまた福岡だ。
いいライブになるように準備しなくちゃ。
思いがけず4時に起きてしまい、寝直すことも出来ず。
でも作業に埋めてしまうにはなぁ、とかぼんやり思いながらFacebookを眺めていた。
(眼が休まらないので止めたほうがいいらしい)
圭一さん率いるHEATWAVE情報が更新されていて目に止まり、山口さんが書いてあると思われるダイアリーをうだうだ眺めているうちに、もうすぐ発売されるというセルフカバーのレコーディングの話がたくさん更新されていた。
アレンジされまくったセルフカバーは悲しくて聴けないなあ、と思っていると、どうやら様子が違う。
あの山口洋が過去最高にいい歌を歌えた(意訳)と言っている。
そんな〇〇な。(ファンとしての意見です)
色々と揶揄したくなる気持ちをグッとこらえてクリックしていると「灯り」のセルフカバーが聴けた。
これがもう、素晴らしい。
いちばん聴きたかった「灯り」だった。
喋りすぎないギターもそうだし、この歌を好きだと思うひとの気持ちを両手で汲み取るようなアレンジ。
それでいて、まっすぐのびてくる歌。
朝から感動しまくるところでした。危ない。
でも、ほんとうに素晴らしい音楽を作って来られたんだなとあらためて敬服しました。
他人のおもいを掴み、音にする、というのは簡単なことではないし、俺にはまだ想像しかできない。
エンケンさんに「夢よ叫べ」という名曲があるけれど、誰がやっても再現できない「域」にある。
口ずさむことはできても他人の前で歌うことはない。
歌うなら自分の歌を歌いなよ、と背中をポンと叩いてくれるような素晴らしい音楽。
この「灯り」もそうだった。
それをわからなくってライブで歌ったこともある。
或る時(俺ならどう描くだろう)と同じタイトルで書いた「灯り」もある。
もちろん自分の感じかたも大事だけど、他人がやったほうがいいことは自分でやる必要がない。
でもいつまでもそんな狭い自分の轍にはまっている。
いつまで自分と他人の話をしているのか。
世界には自分と他人しかいないわけじゃない。
そう思える音楽でした。
新しいアルバムに入るヴァージョンなのか、どうかはわからないけど、セルフカバーアルバムに入っている歌はきっとどれも素晴らしいんだと思います。
完成、おめでとうございます。
今日も一日、歌っていきます。
松本が欠席なのでマロニーがbassでフルバンド構成でした。
Ajiが三重でお世話になった方々と平安桜さんが来福。
俺は早々に呑みのペースが上がり、うたた寝してしまっていたらしい。申し訳ない。
朝からトトちゃんのお誘いで「RUN伴」ウエストコーストルートの出発式で歌ったこともあり、脳内のハリがぐーんと上がっていました。
ケン兄が車で連れて行ってくれたので、道中があまりに楽しかった、というのもあるけど。
朝は生音で、夜はよか音響で。
でも、やる気持ちや中身は変わらないんだなーと実感した日でした。
夜のbigmamaは実に我々らしく、土壇場に強く繊細さに欠けるwアンサンブルでした。教則本的には正しくない、アマチュアの香りが一杯の我々。
そこが好きだ。
これってこうやん、ではなく、互いが気づくタイミングを作る。音楽は会話だから、片言でもまったく構わない。
話したくなる相手でいるために、嫌いな言葉ではあるけど、努力が必要なんだと思います。
リハーサルの直前に書き終わったロニー・レインの名曲「ウー・ラ・ラ」のカヴァー。
書かない情報、風景を何にするのか、かなり時間がかかった。こっちの話ばかりだと聴いてる人の(情報)が入らなくなる。歌作りはいつまでも難しくて楽しい。
昨夜の反省は呑みすぎと、光太郎が来てくれのに「やさしいにんじん」をやらなかったこと。コーちゃん、ごめん。おっちゃん達に興味を失わないでおくれ。
そこにお前さんが、いる。
にんじんも、ウーララも大切に歌おうと思います。

自力でリニューアル!
コメさんほどの歌い手が自力でリニューアルとは!
2017年も11月になってしまうわけですよ。
最近のスプリット盤を除けば全作品を買って聴いている歌手「古明地洋哉」。
気さくなナイスガイである以上に、やっぱり歌い手として作り手として1個も2個も上をしっかり歩く人。
音楽に誠実であることって別にアピールするポイントではないんだろうけれど、そんな音楽を聴くとぐちゃぐちゃになりがちな日々が少し凛としてくるってものです。
福岡の詩人で「石川敬大」さんという方がいて、10年くらい前にやったライブイベントのタイトルにその石川さんの「九月、沛然として驟雨」という著作名をそのままつけたことがある。そのタイトルになっている詩が好きで、そういう情景が浮かぶライブにしたかったんだと思う。(確か、10冊くらい買って(勝手に)予約特典にした)
コメさんの歌を聴いていると時々その本を思い出す。
無頼かつ繊細な佇まい。
そして優秀な酒飲みであることは間違いなし。
オフィシャルサイト、リニューアルおめでとうございます!
俺の場合は海馬が泥だらけなので、毎回変わったり嘘だったりするのですが、以前はMCの材料としても恥ずかしくて言えなかった。
そもそもみんなあんまり真剣に聞いてないよな、と気づいてからは、適度に曲紹介をするようになりました。
「Everything」の前は山口洋さんを一度呪って歌うのが定番になってしまったけど、どれだけこの歌が好きなのかは紹介する必要も無いし、HEATWAVEが素晴らしいのは余計に紹介する必要が無い。
甘ったれた癖みたいなものですが、ニールヤングを含めて、一度悪口を言わないと次に進めないんす。
今週末に急遽歌う機会をもらった福岡での「RUN伴」の出発式で、出場者や関係者の方々に向けて数曲歌う為、先週から少しずつ歌を作りはじめました。
たぶん間に合わない。
屋外でマイクなし、だと思うから、譜面台とか無用やし、しっかり沁みてないものは伝わらない。みんな、俺に興味は無いのだし、あるとすればそれは歌やもんね。
ただ、作り始めて良かったなと思うのは、この場に立つ意味をよく理解し始めてきたから、だ。
みんなが知ってる歌でも、暗い暗いオリジナルでも、選ぶ基準そのものがもう歌みたいなものなのだ。
誰かの、なにかのため、というのはきっかけというより、そこがドアだ。
開けてサイナラー、もパンクでいいだろうし、立ち話もいいだろう。
裏方にしか見えないブスのおっさんが、主人公の皆様に花を添えるんよ、ね。
難しく苦しいことが、今はなんて楽しいんだろう。
酒や自分に酔わなくても、音楽はたとえアマチュアだって、楽しい場所へ連れて行ってくれますな。
時々、放り出されるけどさー。
昨夜は楽しい場所だった!
今週末の朝も、夜のTUPELOでのライブもそうなりますように。

よかよかズ、とはドラムスの安部さんのバンドである。
よかよかズ、とは酒場の延長である。
よかよかズ、とは初期衝動である。
以上。
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と締めたいところですが、今度の日曜日、そう10月29日。
台風が尻をさわっていくタイミングですが、広くなったbar bassicでワンマンライブなのです。
わたくしは高松に引っ越すタイミングで爽やかにバンドから卒業していたのですが、そんな一大事に尺を稼げるギターボーカルとして参戦することになりました。
もう、ドキドキのムネムネです。
なんでかって言えば、相棒の典彦もいないし俺の地獄のように下手なエレクトリック・ギター1本でやらかすことが怖くてしゃーないす。しかもbassicで。まだ自分のバンドでもやっていないのにー。緊張で太りそう。
でも、中二病をこじらせた中年中学生らしく堂々と青春をこじらせてきます。
色んな種類の愛情があってよかくさ。
Some Kind of love
※写真はカッキン+ダンベルさんの番組に出た安部さんとピンクレディのお二人。
ピンクレディのお二人が登場する、現よかよかズは後半のお楽しみ!
俺は前半でブス魂全開で歌います。
いつも通りむくんだ顔面の予定です。
悲しいことに出番を終えたら高松にすぐ出発しないといけないので、打ち上げ等で油断することが出来ません。
なので開場したらすぐ見つけて油断させてください!
酒場のバンドです。酒が無いとアンプから音が出ません。
宜しくお願いします!
遠藤さんが亡くなられた。
癌と闘っていらっしゃったので、いくら不死身のエンケン師匠でもそれはしんどい日々であったに違いない。
本当に本当にお疲れ様でした。
遠藤さんの純音楽と出会わなければ、俺の数少ない友達とも出会えなかったし、分かりあえなかったと思います。
遠藤さんが俺にとってのスターでなければ、他人に憧れることは早々と忘れてしまっていたことでしょう。
長男がまだ小さな頃、「友達っていいね」と書いた年賀状をいただきました。
すごく嬉しくて額に飾っていた時期がありました。
途中から、飾るんじゃなくて自分もそう言えるようになろうと思い、今はしまっています。
喪失感で一杯の友人達も多いと思うけど、俺達なりの感謝は音楽の現場に残していきましょうな。
不滅の魂はきっとある。
崇めるんじゃなく磨くためにある。